ユニオンツール(東京都品川区)は5月15日、既に工場建屋2棟を有している°見附工場(新潟県見附市)敷地内に第 三工場建屋を建設すると発表した。
■建設の背景・目的等
2005年に土地を取得し、これまで2棟の建物を設置していた見附工場は、同社グループ唯一の超硬エ ンドミル専用工場として稼働してきた。同社グループは、この超硬エンドミルの更なる強化のため、 標準品の産出量拡大のほか、工具性能の向上を図り、被削材・加工方法の多様化への対応を進めている。
第三工場建設により、既存品の量産拡大のみならず、Valueシリーズをはじめとする新製品の投入加速 およびユーザー向け特殊品の積極対応を進めていく。
同社グループは、主に自動車関連業界、金型加工業界などをターゲットに超硬エンドミル製品の展開を 図っているが、今後、概ね10%程度の需要量の拡大が続くものと考え、生産能力を現状の2.5倍に増強 できる設備の配備を前提にこの規模の建物とした。
同社グループの2022年12月期の超硬エンドミルの売上高は約58億円だが、早期に60億円を突破させ、さらに伸ばしていけるよう努めていく。
<見附第三工場建設計画の概要>
住所:新潟県見附市新幸町 3-1
規模:地上2階建て鉄筋コンクリート構造 延床面積6,599㎡
工事期間:2023年6月から2024年5月末まで(引き渡しは5月末を予定)
総支出見込額(建設費用):26億円