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技研製作所、オランダの世界遺産運河の護岸改修 PJ 実証施工の圧入工程が完了

・圧入技術の優位性を実証。発注者、地元住民から満足の声

 ㈱技研製作所(高知市)は4月28日、グループ企業・Giken Europe B.V.(オランダ、技研ヨーロッパ)を中心とした合弁会社「G-Kracht B.V. (ジークラフト ビー・ブィ)」が3月 15 日、オランダの世界遺産「アムステルダムの環状運河地域」における護岸改修のための新技術開発プロジェクトで、実証施工(パイロット施工)の圧入工程を完了したと発表した。これを受け、次の「商業化フェーズ」移行に関する協議が、発注者であるアムステルダム市によって始められている。限られたスペースで、周辺環境に影響を与えず効率的に施工した圧入工事に対し、発注者や地元住民からは「静かで早い」などと満足の声が上がっており、商業化フェーズ契約への大きな弾みとなった。

 昨年 11 月に始まった圧入工事は、グループ企業㈱技研施工(高知市)の技術指導のもとで順調に進行。地元住民が大切にする並木の下では、機械装置を既設杭上で稼働させる電動「GRB システムⓇ」を投入し、“省スペース施工”で樹木を伐採することなく、カーボンニュートラルにも貢献しながら施工した。今後はコンクリートパネルの設置等を行い、7月に実証施工の全工程を終える予定。

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