kikai-news.net

DMG 森精機、「DMG MORI ACADEMY浜松」を開所

 DMG 森精機は4月27日、顧客や地域の学生に対し、基礎的な内容から 5 軸加工機での高度な加工に関するトレーニングを提供する場として、「DMG MORI ACADEMY浜松」を開所したと発表した。

 DMG 森精機ではこれまでも製造業全体の若手技術者育成と、顧客の NC 機械導入時の立ち上がりをスムーズに することを目的として、東京都江東区、三重県伊賀市、愛知県名古屋市の同社施設 3 か所で機械加工や操作 方法のスクールを開催してきた。また、2018 年よりDMG 森精機 5 軸加工研究会の会員企業にエンジニア を派遣して行う週末スクールを全国約 200 箇所で累計約 2,500 回開催し、6,000 人以上の顧客に実機 トレーニングの機会を提供してきた。これらの実績から、より多くの顧客とさらには地域の学生に、最寄りの場所で実機でのトレーニングに参加機会を拡充するべく、2025 年に かけて、全国 5 か所に研修施設を新設することにした。はじめに浜松、5 月に金沢、8 月に仙台、 2024 年に岡山、福岡と順次の開所を予定しており、各拠点周辺で顧客の要望に応じたスクールを提供 していく。

 同拠点には、5 軸加工機 DMU 50 3 rd Generation、複合加工機 NTX 1000 2 nd Generation をはじめ同社工作機械を複数台設置するほか、デジタル・トランスフォーメーション(DX)ツールである TULIP や、三次元 測定機などを備え、経験豊富な DMG MORI エキスパートによるプライベートレッスンを顧客のスキルに 応じて丁寧に提供する。さらに、e ラーニングと実習を組み合わせた、より効果的・効率的な教育を実現 する「デジタルアカデミー」も導入し、顧客には各自 e ラーニングで座学を学習し、週末に実機での トレーニングを組み合わせるなど、より柔軟なスケジュールで参加が可能となる。同拠点で は、毎月 2 回ほど 4~5 日間のプログラムを 5 月より開催する予定。4 月 26 日(水)に、地域の同社顧客や学校関係者を招き、開所式を行った。

 同社はこれからも客先での工程集約、自動化による DX、さらに、単なる CO 2 排出量の削減だけでなく、 世界中の製造現場から不要な仕掛品・中間在庫を減らす高効率な生産で世界の省資源化を進めるグリーン・ トランスフォーメーション(GX)の実現を支援する、DMG MORI のマシニング・トランスフォーメーション(MX)を 進めていく。

<DMG MORI ACADEMY 浜松の概要>
開設時期 :2023 年 4 月 26 日
住所 :静岡県浜松市東区篠ケ瀬町 1168
建物面積 :680 ㎡ 2 階建て
フロア詳細 :1 階―機械、スクール教室、2 階―オフィス
展示内容 :DMU 50 3 rd Generation、NTX 1000 2 nd Generation、MATRIS Light、TULIP、他

 ニュースリリース

モバイルバージョンを終了