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大成建設、自走ロボットによる照度測定・自動帳票作成システムを開発

・照明設備機器性能検査のICT化により建設現場の生産性を向上

 大成建設は4月17日、自走ロボットを用いて居室における照度測定を無人で行い、測定記録(帳票)を自動作成するシステム「T-iDigital Checker」を開発したと発表した。

 同システムの導入により建物竣工前性能検査のICT化が図れ、これまで作業員が手作業で行っていた照度測定及び帳票作成を自動化することができ作業時間が大幅に短縮されるため、建設現場の生産性向上が可能となる。

 オフィスや工場などの作業空間における明るさは、その居室内での労働環境に応じて様々な規則に定められた照度基準を満たす必要がある。そのため、建物竣工前に性能検査の一つとして適切な照度確保のため照度測定試験を行い、基準を満たさない場合には照明設備を見直すなど、これら一連の対応に膨大な労力と時間を要していた。

 また、照度測定は日射の影響をまったく受けない夜間に行う必要があり、測定時間の制約を受けることから、測定作業の自動化や迅速化が課題となっていた。

 そこで大成建設は、自走ロボットを用いて照度測定しながら帳票を自動で作成するシステム「T-iDigital Checker」を開発し、実際のオフィスビル建設現場においてその有効性を確認した。

 詳細は、ニュースリリース

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