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シチズンマシナリー、軽井沢本社の精密加工工場が完成、竣工式を開催

・5月より生産を開始、基幹部品の生産能力6割増強

 シチズンマシナリー(長野県北佐久郡御代田町)は4月12日、軽井沢本社の敷地内にかねてより建設を進めていた精密加工工場が完成、竣工式を行ったと発表した。今後、新規設備の導入や既存工場からの移設を進め、5月から生産を開始する。

 同社は中期経営計画で掲げている「売上高1,000億円に向けた事業基盤の構築」を目指し、これまでに中国新工場の建設やタイ工場の増床などによる生産能力の増強を進めてきた。こうした工作機械本体の生産増強に合わせ、スピンドルなどの基幹部品を確保する必要があるため、本社工場の隣接地に精密加工工場を新設。ロボットやAGV(無人搬送車)などの活用により生産性向上を図り、基幹部品の生産能力を6割増強する。安定的な供給体制を構築するほか、専門的な知識や熟練の技術力を必要とする基幹部品の製造を国内で行い、それらをグローバル生産拠点へ供給することで、顧客へ高品質、高精度な製品を提供する。

 また、同工場は、環境のみならず社会へ貢献するサステナブルファクトリーを目指している。例えば、太陽光発電による再生可能エネルギーの利用、自動化と作業環境改善による年齢・ジェンダーにとらわれない職場環境の構築、軽井沢本社敷地内に生息する希少生物(絶滅危惧 IB 類:ミヤマシジミ、絶滅 危惧Ⅱ類:エゾアカヤマアリ)の環境保護など持続可能な社会に貢献していく。

 4月12日の竣工式に出席した中島圭一社長は、「無事にこの日を迎えられたのも、皆さま方のご協力の賜物と、心から感謝申し上げます。今後も企業の責任を果たすべく、本日の竣工式を一つの節目といたしまして、社員一同、皆さまのご期待に沿うよう、一層努力を重ねてまいります。」と関係者へ感謝の意を述べた。

<精密加工工場概要>

所在地:長野県北佐久郡御代田町御代田 4107-6
本社敷地内 東側
建物延床面:4,459 ㎡
着工:2022年4月
生産開始:2023年5月

 ニュースリリース

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