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ヨネックス、新研究開発施設「Yonex Performance Innovation Center(仮称)」を着工

・同敷地内に新工場建設も予定し、新潟県長岡市の開発製造拠点を拡張

・開発、製造のスピード感ある連携強化で新次元の「ものづくり」を生み出す拠点に

 ヨネックス(東京都文京区)は4月6日、新潟県長岡市の長岡工場隣接地において研究開発施設「Yonex Performance Innovation Center(仮称)」を着工し、同敷地内における新工場建設もあわせ、開発、製造拠点の拡張と機能強化を推進すると発表した。

 スポーツが、プロレベルだけでなく、あらゆる層において日々進化する中、研究開発施設「Yonex Performance Innovation Center(仮称)」は、より高度なものづくりの起点として、多様なプレーヤーのプレースタイルを科学的に分析し製品開発に反映させることで、すべての顧客のパフォーマンスを支えることを目指す。そのため同施設は、最新鋭の解析設備に加え、4大大会を想定した4種類の異なるサーフェス(表面)※1のテニスコ ート、最大8面のバドミントンコート、トレーニング施設を備え、実際の多様なプレー環境におけるプレーヤー の動作や打球の解析が可能となる。さらに、解析情報を隣接する生産施設と連携することで試作や改善のサ イクルをスピード感をもって回し、製造に移行できることも特徴。また、研究開発に加えて、同施設はトップアスリートの練習拠点、ジュニア選手育成の場としても活用し、競技の普及・発展にもつなげていく。

 敷地内には主にテニス製造を担う新工場の建設も計画し、2023年11月の着工を予定している。ヨネックスのテ ニスラケットはトップ選手からの性能への評価が高く、直近のグランドスラム(全豪オープン)ではヨネックスラケッ トとストリングの使用率が第2位※2となっている。それとともに世界中のテニスファンの間でもヨネックスブ ランドが浸透し、ヨネックスのテニス用品売上は北米、ヨーロッパを中心にグローバルで伸長している。

 世界の顧客からの高まる需要に応え、最新技術を備えた新工場を建設することで生産体制を強化し、新たな 研究開発施設、既存工場と一体となった新次元のものづくりで顧客のプレーをサポートしていく。

※1 全豪:ハードコート、全仏:レッドクレーコート、全英:グラスコート、全米:ハードコート
※2 2023年全豪オープン本選出場者における男女合計のラケット使用率(ヨネックス調べ)

<研究開発施設概要>
名称:Yonex Performance Innovation Center(仮称)
所在地 :新潟県長岡市高頭町中山
延床面積:約 8,730 m²
竣工:2024年6月 (予定)

<新工場概要>
名称:ヨネックス株式会社 新潟工場長岡B棟(仮称)
所在地:新潟県長岡市高頭町中山
延床面積:約 12,000 m²
着工:2023 年 11 月(予定)
竣工:2025年6月(予定)

 ニュースリリース

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