川崎重工、台湾のごみ焼却発電プラント向けに蒸気タービン発電設備を受注 kikai-news.net 2年前 川崎重工業は3月29日、台湾の翰陽科技綠能股份有限公司(Han-Yang Technology Renewable Energy Co., Ltd)が進める新竹県への清掃工場新設プロジェクト向けに、プロジェクト全体の設計・調達・建設を担当する星能股份有限公司(Star Energy Corporation)から、23MW級蒸気タービン発電設備(1基)を、川重商事を通じて受注したと発表した。主要機器である蒸気タービンを神戸工場(神戸市)で製造し、現地での据付と試運転指導を担当する。 今回受注した蒸気タービン発電設備は、清掃工場のごみ焼却炉から出る排熱を利用して発電を行うもので、熱の有効活用による省エネルギーとCO2削減を実現する。営業運転の開始は2025年3月の予定で、発電した電力は清掃工場で使用されるとともに、余剰電力は外部へ販売される予定。 川崎重工は、これまで台湾のごみ焼却発電プラント向けに3基の受注実績を有しており、今回の案件は4基目の受注となる。今回の受注は、これまでに台湾向けに納入した設備の高い信頼性とアフターサービス対応の実績が、総合的に高く評価されたもの。 川崎重工は、1956年に発電用蒸気タービンの生産を開始して以来、国内外の電力会社をはじめとする発電事業者やバイオマス発電所、製鉄会社や石油化学会社などの自家発電設備向け、ごみ焼却発電プラント向けなど、多種多様な用途向けに製品を納入した実績がある。今後も製品技術力のさらなる向上とプラントエンジニアリング力の強化に積極的に取り組み、多様な市場ニーズに的確に応えながら、エネルギーの安定供給と環境負荷の低減、低炭素・脱炭素社会の実現へ貢献していく。 ニュースリリース No related posts.