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月島機械、千葉市南部浄化センター下水汚泥固形燃料化事業を契約

 月島機械は3月20日、同社を代表企業とする企業グループが、千葉市と「千葉市南部浄化センター下水汚泥固形燃料化事業」に関する事業契約を締結したと発表した。

 同事業は、老朽化した千葉市南部浄化センター汚泥焼却施設の更新に合わせて燃料化施 設を整備し、製造する燃料化物が代替燃料として有効利用されることで、下水汚泥の有効利 用の促進および温室効果ガス排出量、事業費の削減を目的としている。

 事業方式は、ライフサイクルコストの最適化による事業費削減と長期間の燃料化物有効 利用先を確保し、民間事業者の経営能力及び技術的能力を活用して事業を効率的かつ効果 的に行う観点から、設計・建設業務と運営・維持管理業務を一括して発注する DBO(Design: 設計、Build:施工、Operate:運営)方式にて実施するもの。

 月島機械グループは、豊富な実績とノウハウをもとに長期的かつ安定的な施設運営を実現する 提案を行い落札者に選定され、12 月 22 日に基本契約を締結、このほど千葉市と事業契約を 締結した。今後は、2023 年 3 月より施設の設計・建設に着手し、2026 年 4 月から 2049 年 3 月まで運営・維持管理および固形燃料化物の買い取りを行う。

 月島機械グループは、下水汚泥を再生可能エネルギーに転換し有効利用する汚泥燃料化事業 を通じて、地球温暖化防止と脱炭素社会の実現にむけて貢献していく。

■千葉市南部浄化センター下水汚泥固形燃料化事業の概要
<事業概要>
(1) 事業名称:千葉市南部浄化センター下水汚泥固形燃料化事業
(2) 事業場所:千葉市南部浄化センター(千葉市中央区村田町 893 番地内)
(3) 事業内容:設計・建設 燃料化施設(60t/日/炉×2 炉)の設計、工事、試運転等 ※5 号燃料化施設、6 号燃料化施設の 2 炉

 運営・維持管理 施設の設備保守管理業務、修繕工事など 燃料化物の有効利用

(4) 事業期間:運営・維持管理期間:

5 号燃料化施設 2026 年 4 月~2046 年 3 月(20 年間)
(設計建設 2023年3月~2026年3月)
6 号燃料化施設 2029 年 4 月~2049 年 3 月(20 年間)
(設計建設 2026年4月~2029年3月)
※ 5 号燃料化施設稼働後、既設 1・2 号焼却施設の撤去を行い、 6 号燃料化施設は 2026 年 4 月以降に建設工事に着手する。

<グループの構成>
代表企業:月島機械株式会社(燃料化施設の設計建設、マネジメント) 構成員 月島テクノメンテサービス株式会社(運営・維持管理業務)

 ニュースリリース

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