現任代表執行役である平野耕太郎氏は、2023 年4月1日に代表執行役 執行役会長兼 CEO に就任し、長期的な日立建機グループの方向付けとグループ・グローバルに人財やファイナンス等、グループのリソースを最適化して、最高経営責任者として企業価値の最大化に主に取り組む。
新任代表執行役の先崎正文氏は、2023 年4月1日に代表執行役執行役社長兼 COO に就任し、策定した 事業計画を確実に執行するため、バリューチェーン事業拡大に向けたソリューション提案力のさらなる強化 をはじめ、研究開発~生産~販売・サービスまで、最高執行責任者として連結ベースでの事業体質強化に主 に取り組む。
■記者会見要旨
こういうふうな、外の変化、中の変化に対して、我々は、しっかりとした事業を進めていかなければなりません。こういうことを考えたとき、会長(CEO)の役割としては、グループアイデンティティをしっかりと浸透させ、企業文化を確固たるものにしたい。もう一つは、企業戦略を立案、ポートフォリオとリソースも決定していきたい。それから組織運営と人材教育、ここを会長の役割をはっきり分けて企業価値の上げていきたい。
また。COOの役割としては、安全コンプライアンスの強化、グループ業績の最大化、社会の一員としての環境対応、ソリューション企業への深化、こういうような役割をはっきり分けて企業価値の最大化を図っていきたい。
先崎社長(COO)は、工場の勤務、海外もヨーロッパ、ロシア等での経験が多く、営業関係や、昨今では経営管理部門もまとめており、経験も豊富で非常に頼りになる人材。しっかりと社長(COO)の役割を果たしてくれると確信しています。舵取りが難しい情勢の中、これからも二人三脚で業績拡大に取り組んでいきたい。
私のバックグランドは技術屋です。特にものづくりにおいて、生産技術、機械加工や塗装、組立とか、こういったものの最新技術を導入して、生産ラインをつくること。ひいては新しい工場を建て、そこに新しい技術を使って競争力を拡大する、こういったことに職歴の多くを割いてきました。人づくりはものづくりであるということを体現するということです。
これまで土浦工場の生産ラインや、フィアット提携解消後のアムステルダム工場、マイニングの常陸那珂臨港工場、ロシア工場の立ち上げなどに取り組んできました。ロシアでは、のちにモスクワの製販一体化にも取り組みました。イタリアで3年、ロシア5年半の海外駐在を経験。現地目線で、会社の改革をしていくべきかということも考え方をまとめることができました。最近6年間は、営業サービス、経営管理部門も経験し、顧客や代理店との対話を通じ、顧客視点を意識して事業を進めてきました。同時に製造業として、ソリューション企業として、顧客を軸に事業を進めていくビジネスユニット制への移行によって、各事業を成長させることができるというふうに考え、2022年度から実行に移しています。
2023年度に始まる新・中期経営計画において、注力するべき点は、第1は、米州でのさらなる事業の拡大、第2は従来から進めているバリューチェーン事業を深化させる。第3は、顧客ニーズをとらえていこと、第4は、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーを通して、社会に貢献していくこと。総合すると、革新的なソリューションを提供することによって、事業を成長させ、業績を最大化する。これが私の使命だと考えています。
■異動の内容(2023 年4月1日付) 氏名
・平野 耕太郎 (ひらのこうたろう、1958 年6月4日生)
新役職名:代表執行役執行役会長兼取締役 代表執行役執行役社長(旧役職名:代表執行役 執行役社長兼取締役)
■新任代表執行役の略歴
・先崎 正文(せんざきまさふみ、1965 年7月 16 日生)
1991 年4月 :日立建機入社
2012 年4月 :日立建機ユーラシア製造 LLC
2018 年4月 :日立建機執行役 営業本部長
2021 年4月 :執行役常務 経営戦略本部長兼事業管理本部長
2022 年4月:執行役専務(現任) 経営戦略本部長(現任)
ニュースリリース(代表執行役の異動)
ニュースリリース(新執行体制)