ホーチキは2月15日、英国子会社である「Hochiki Europe (U.K.) Limited(以下、HE)」において、2023年2月14日 にグループ全体におけるサプライチェーンの最適化のための固定資産を取得したと発表した。
ホーチキグループは、海外に16拠点を設立し海外事業を拡大しており、この10年間で海外事業の売上高は倍増するとともに、製品の納入先は129の国と地域に広がっている。そして、売上高比率は グループ全体の16.6%を占めるに至っている。
また、中期経営計画「VISION2023」(2021年~2023年)における海外事業の重点戦略として、①戦略パネルを核にしたシステム販売の拡大、②コンサルティング営業の強化、③テクニカルサポ ートの強化を掲げている。これらの戦略が順調に進捗することにより、顧客ニーズに応える 力が高まり、ホーチキグループの海外事業は従来のデバイス販売から本格的にシステム販売へ進化し、 製品の販売数は増加している。
ホーチキグループはこれらを背景に、グループ全体におけるサプライチェーンの最適化と生産力の 向上を検討してきた。今後のさらなる事業成長に向け、ホーチキグループ海外事業の強固な 基盤である欧州圏における生産能力を倍増させるため、HEが今回新たに固定資産を取得し、これ を足掛かりに生産工場と倉庫およびオフィススペースを順次拡張していく。
<取得固定資産の概要>
所在地:英国ケント州
土地面積:約7,800m²
取得価額:約5,350千ポンド(土地及び建物等)
資金計画:自己資金