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大成建設、遠隔操縦式水中作業機の硬岩掘削用アタッチメントを開発

・アタッチメントの拡充により、様々な地盤条件での水中掘削が可能に

 大成建設は1月26日 、2014年に㈱アクティオ、極東建設と共同開発し、ダムのリニューアル工事に適用実績のある遠隔操縦式水中作業機「T-iROBO UW」に装着する硬岩掘削用アタッチメントを新たに共同開発したと発表した。

 今回開発した、連孔スロット穿孔アタッチメント「T-A Slot Driller(ティー・エー・スロットドリラー)」と穿孔・割岩一体型アタッチメント「T-A Rock Splitter(ティー・エー・ロックスプリッター)」の2機種は、水中での硬岩掘削が可能な機種。また、既存の機種と併用することで、軟質な堆積土から硬質な岩盤まで様々な地盤条件での水中掘削が可能となる。

 これまでのダム湖内の硬岩掘削では、水上に仮設桟橋を構築し、桟橋上から全周回転掘削機によって岩盤にケーシングを回転圧入したのち、破砕装置を用いて岩石を破砕して掘削する手順によって施工してきた。このため、仮設桟橋構築等に伴う工程の長期化、コスト増大など多くの課題がありった。

 そこで大成建設は、従来の油圧ブレーカー等の破砕装置では対応が困難だった硬岩掘削にも適用できるよう、「T-iROBO UW」に装着可能な新型アタッチメント2機種の開発を行い、併せて作業機先端部の位置精度や微小な位置合わせなどの遠隔操作に関わる機能を拡張した。

 詳細は、ニュースリリース

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