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プラコー、共和ダイカストとタマダイを子会社化へ

 ㈱プラコーは1月23日 、同日開催の取締役会において、共和ダイカスト(埼玉県大里郡寄居町)及び㈱タマダイ(神奈川県足柄上郡開成町)の全株式を取得し、子会社化する基本合意書を締結することを決議したと発表した。

 プラコーは、2022 年 2 月から 5 月においても法務・財務デューデリジェンスを行い、両社の子会社化に関して検討を進めてきた。今回の基本合意は株式取得に関して協議及び交渉を開始するにあたり締結したものであり、法的拘束力を有するものではない。基本合意締結後は、両社について、同年 5 月以降の変動状況を検証確認するために、再度、法務・財務デ ューデリジェンスを実施し、その結果に基づき具体的な条件等の交渉を経て、2023 年 3 月中を目標として株式取得に関する正式合意に向けて準備を進めていく予定。今後、株式取得に関して決定次第、速やかに公表する。

■株式の取得の理由
 プラコーの主力製品の一つは、自動車燃料タンクを製造するブロー成形機であり、日本の主力自動車製造会社グループに納入している。プラコーと自動車関連会社との関係は強く、今後もその関係を強化していく方針。今回、株式を取得(子会社化)する共和ダイカスト及び㈱タマダイは、自動車部品大手企業に対し、アルミダイカスト製品を製造販売しており、アル ミダイカスト製品は、自動車の軽量化ニーズに対応した製品であり、軽量化のニーズは今後も続くと想定される。

 自動車産業は、エンジン自動車から電気自動車や燃料電池車等に移行しようとしており、今後、 樹脂やアルミ素材に対する多様なニーズが生じる可能性がある。

 株式を取得(子会社化)する2社は、優良な顧客と技術力を有しており、プラコーの顧客や技術と融合することで新たな製品と市場開拓が可能となる。

 以上のことから、2 社を子会社化することで、グループ全体の企業価値向上とグループの発展に寄与するものと判断し、共和ダイカスト及び㈱タマダイの全株式取得(子会社 化)の検討をすることにした。

 詳細は、ニュースリリース

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