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島津製作所、長崎県・長崎市と研究拠点立地協定書を締結

・感染症、海洋事業、情報セキュリティで協業

 ㈱島津製作所は1月19日、1月24日に長崎県および長崎市と研究拠点立地協定書を締結すると発表した。同社は協定に基づき同市内に研究開発拠点「Shimadzu Nagasaki Collaboration Lab」を開所する。

 同拠点ではまず「感染症対策」「海洋事業」「情報/セキュリティ」の3分野で長崎県の技術力を活かして共同研究を進め、社会課題の解決につながる製品・サービスの創出を目指す。

 同協定の一環として、1月24日に島津製作所と長崎大学は包括連携協定を締結する。長崎大学には感染症関連の専門家が150人以上在籍しており、同社は同大学とともに「感染症対策」に貢献する検査装置や検査試薬の研究開発に取り組む。また同社製の水中光無線通信装置(レーザー光の送受信によって水中での高速データ通信を実現する同社独自のモデム)を利用した養殖設備や海洋設備点検の自動化などの「海洋事業」研究では、実証実験を長崎市近海で行う。「情報/セキュリティ」では全国初の情報セキュリティ学科を設置した長崎県立大学とも連携します。島津製作所は既に長崎県立大学に社員1名を派遣しており、今後は「脆弱性情報の自動収集」に関して共同で研究し、専門人材の育成につなげる。

<新設する研究開発拠点>
事業所名: Shimadzu Nagasaki Collaboration Lab
所在地:長崎駅前電気ビル(長崎市御船蔵町2番3号
開設予定時期:2023年4月15日

 ニュースリリース(島津製作所)
 ニュースリリース(長崎県)

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