・CCUS社会実装に向けた長距離・大量輸送と低コスト化につながる 液化CO₂輸送システム
JFEエンジニアリング(東京都千代田区)は1月11日、日本CCS調査(東京都千代田区、以下JCCS)より「CO₂液化・貯蔵・荷役設備建設工事(EPC)」を受注したと発表した。
同工事は、JCCSが、2021年6月に他3社と共に、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より共同で受託した「CCUS研究開発・実証関連事業/苫小牧における CCUS 大規模実証試験/CO₂輸送に関する実証試験」事業で使用する諸設備の一部を建設するもの。具体的には、関西電力舞鶴発電所より供給される、石炭火力燃焼ガスから分離回収された年間1万トン規模のCO₂を液化、貯蔵し、船舶へ払い出すことができる陸上設備の設計から建設までを一貫して担う。CO₂の有効活用や貯留には、船舶による大量輸送も想定されており、今後もJFEエンジニアリングは LNG基地をはじめとした各種プラント建設で培った低温及び液化技術等、広範な知見・経験を活かしていく。
JFEエンジニアリングはCCUSの早期実現に向けた各種技術開発に取り組み、カーボンニュートラルや持続可能な社会の実現に向け貢献していく。
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