日本鍛圧機械工業会 は1月13日、 2022暦年の鍛圧機械受注動向を発表した。受注金額は3,729億円で前年同期比12.5%増となり、コロナ禍から反転した昨年から引き続きの上昇であり、プレス系・板金系・サービス系と全般的に回復基調といえる。 一方では、部品不足による長納期化や、円安・ウクライナ侵略等による原材料高といったマイナス要因もあり、これからの設備投資計画への影響が懸念される。
機種別によると、プレス系は1,540億円で前年同期比13.4%増。サーボ・機械プレス系で16.5%増、油圧プレスが13.9%増、自動化・安全装置も2.3%増となり、フォーミングのみマイナスとなった。
板金系は1,303億円で前年同期比15.8%増。パンチングが18.6%増、レーザ・プラズマが17.0%増、プレスブレーキも11.8%増となった。サービスは886億円、前年同期比6.5%増であった。
国内向けは1,599億円で前年同期比14.7%増。自動車は42.3%増、金属製品製造業が1.8%減、一般機械21.1%増、電機7.2%増、鉄鋼・非鉄金属も32.5%増となった。
輸出向けは1,244億円で前年同期比14.3%増。中国向けが25.3%増、北米向けが11.5%増、欧州向けで10.3%増、東南アジア向け4.3%増、韓国・台湾向けも4.1%増とロシア・東欧以外は軒並み 増えている。