㈱タクマは1月16日、2020年から基幹的設備改良工事を実施している隠岐の島町島後清掃センターの運営事業を受注したと発表した。タクマグループの㈱タクマテクノスと共に「隠岐の島ハイトラスト株式会社」を設立し、2023年4月より15年間の運営事業を行う。
■事業について
同ごみ焼却施設は1993年から稼働し、2020年からタクマが基幹的設備改良工事を実施している。主要機器の更新、改良等により、施設の運転に伴い発生するエネルギー起源のCO2排出量を5%以上削減し、15年間以上の安定稼働を確保する計画。 2023年3月の工事完了後、本事業においてタクマグループは施設の運営管理、補修および更新を含めた15年間の運営事業を行う。廃棄物の適正処理と施設性能の維持による安定稼働を実現し、地域の安全・安心な生活や環境を守る。
■今後の取り組みについて
タクマグループは、これまで10年以上にわたり多数のごみ焼却施設の運営事業で培った運転、メンテナンスや運営全般のノウハウを有している。今後も更なる安全・安心と環境保全を実現する運営を通じて、ESG課題でも掲げる気候変動対策への貢献、資源・環境保全を図り、持続可能な社会の形成に貢献していく。
<事業の概要>
事業名:隠岐の島町島後清掃センター長期包括運営委託業務
発注者:隠岐の島町
受注者:隠岐の島ハイトラスト株式会社 ※株式会社タクマと株式会社タクマテクノスの2社により設立するSPC
施設概要:
焼却施設:25t/日(12.5t/8h×2炉)、炉形式:ストーカ方式
契約金額:32.3億円(消費税抜き)
事業期間:2023年4月1日~2038年3月31日(15年間)