三一国際、三一技術装置を買収し、リチウム電気装置業界に進出

　三一 （SANY）：2023年1月3日

　2022年最後の取引日後、三一集団傘下の香港株式上場会社、三一国際(00631.HK)は、会社の全額出資子会社である三一重型装備（装置）有限公司(以下、三一重装)が三一集団と購入協定を結び、現金で0.95元で三一集団から三一技術装置、長沙莱特 （ライト）、長沙飛凌（飛行）の一部株式を購入し、間接的に三一技術装置を取得すると発表しました。約95%の株式を保有しています。この動きは、三一国際が三一グループのリチウム電池装置資産を買収し、業務領域を拡大し、正式に新エネルギーリチウム電気装置産業に進出し、会社に新たな業績成長ポイントを加えるだけでなく、三一国際が電動化戦略を実施する重要な一歩です。

　公告によると、今回の買収前に、三一技術装置は三一集団が70%、長沙莱特が15%、長沙飛凌が15%を保有しています。長沙莱特は三一集団で99.90%、長沙飛凌は三一集団で約66.7533%を保有しています。買収事項が完了した後、三一技術装置は三一重装、長沙莱特、長沙飛凌がそれぞれ70%、15%、15%を保有しています。長沙莱特は三一重装で99.9%を持ち、長沙飛凌は三一重装で66.7533%を保有します。三つの企業の財務業績は三一国際の財務諸表に統合されるます。

　公告によると、三一技術装置は2021年に設立され、主に新エネルギー電池装置の研究開発、製造及び販売に従事しています。現在、最初の3GwH動力リチウム電池の生産ラインが完成し、3GwH電池生産ラインの核心技術を備えており、生産ライン全34種類の装置は自主研究開発、自主生産で、リチウム電池生産ラインの全面的な解決策を提供する能力があります。現在、三一技術装置は新エネルギー電池機械について359個の特許を申請し、300人以上の研究開発チームを備えており、そのうち約38%が関連分野の修士以上の学位を持っており、40%がリチウム電池業界で豊富な経験を持っています。2022年11月30日まで、三一技術装置はリチウムイオン電池モジュールPACKラインを販売し、約550万元の収入を得ました。

　近年、全世界の動力電池の需要が大幅に増加し、今後3年間、動力電池は依然として不足し、電池生産能力の拡大はリチウム電池装置産業を持続的に牽引します。そのため、会社の取締役会は、三一技術装置が市場に広く認められた上で、より広い市場空間があると考えている。さらに重要なのは、三一国際は電動化製品に関する経験が豊富で、製品の電動化アップグレードのために絶えず研究開発を進めています。例えば、交換可能な電気式ワイドボディカー及び全シリーズの電動化物流装置製品を開発します。会社は効率と信頼性などの核心要求に焦点を当て、エネルギー節約、バッテリー充電、交換など多くの核心技術を開発しました。そのため、会社の取締役会は、三一技術装置は当社の既存の業務に対して高い一貫性と互換性があり、会社が電動化戦略の実施と新エネルギー装置業務の発展を加速させるのに役に立つと考えています。

　ニュースリリース
　＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。