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●年頭所感(2023年) 住友建機株式会社 社長 数見保暢

 新年あけましておめでとうございます。

 新型コロナウィルス感染症は、いまだ収束の兆しは見えてきませんが、ワクチン接種も普及し重症化率 も低くなってきたことから、経済活動との両立を図るため各国で行動制限が緩和され、特に欧米ではコロナ前とほぼ変わらない生活に戻ってきています。しかし、新型コロナウィルス感染症が収束したわけでは なく、日本においても感染は再拡大し、社内でも感染者は収束せず、今まで通り感染防止を徹底させなが ら、事業活動をする必要があります。

 幸いにして、建機市場は昨年も新型コロナウィルス感染症の影響は殆どなく、中国以外の市場では堅調に 推移しましたが、半導体を筆頭に調達部品が計画数を確保できず、製品出荷が市場からの要求に追い付かない状況です。この調達部品問題に関しては、今年度も厳しい状況が継続すると思われます。

 さて、今年は会計年度の変更により、この 1 月から新年度となりますが、中期経営計画 23 の最終年度であり、次期中期経営計画の策定の年となります。外部環境の変化も早く、カーボンニュートラル、SDGs といった社会課題にも対応していく必要があり、先を想定するのは難しいことですが、今まで以上に議論 をしっかり実施して策定します。

 又、今年度から住友重機械グループではセグメント組織が正式に発足し、当社はロジスティクス&コンス トラクションセグメントの一員として事業活動していく事になります。関連する事業で括ることにより、 新たな事業や強い競争力の創出、シナジーの追及を加速し、企業価値と社会価値の拡大を目指すと共に持 続的な成長を図って参ります。当社は企業の社会的責任を果たし、持続可能な事業経営を皆様と一緒に目指していきたいと考えています。

 最後になりますが、本年が皆様にとり素晴らしい一年になりますように心から祈念致します。

 住友建機株HP

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