五洋建設は12月13日、北九州響灘洋上風力発電事業において、事業者である、ひびきウインドエナジーから風車基礎・海洋工事等を受注したと発表した。
北九州響灘洋上風力発電事業では、北九州港響灘地区の港湾区域内の約2,700haに、220MWの大規模洋上ウインドファーム(9.6MWの風車25基)が建設される計画※1。そのうち、五洋建設を含む共同企業体は、下記の工事について2022年4月に優先交渉権を付与され、このほど受注に至った。
・風車基礎・海洋工事 : 五洋・日鉄エンジニアリング特定建設工事共同企業体
・O&M※2拠点港工事 : 五洋・若築特定建設工事共同企業体
同事業は2022年度内の着工を目指して準備が進められている。風車基礎の建設や風車の据付工事には、五洋建設が保有する大型クレーンを搭載したSEP型多目的起重機船(SEP船)※3を活用する予定。
五洋建設は、洋上風力建設への取組みを通じ、カーボンニュートラルの実現に貢献していく。
※1 事業概要(ひびきウインドエナジー株式会社ウェブサイト)
※2 O&M: Operation & Maintenance(運転・保守)
※3 大型クレーンを搭載したSEP船
五洋建設は「CP-8001」(800t吊)と「CP-16001」(1,600t吊、鹿島建設・寄神建設と共同保有、2023年3月就役予定)の2隻を保有又は建造中。さらにDEME Offshore社(ベルギー)と共同で3隻目(1,600t吊、2025年就役予定)を保有予定。