日本鍛圧機械工業会は 12月8日、2022年11月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は335.5億円と、前年同月比で36.2%増となった。プレス系・板金系ともに輸出が伸びており、6月以来4カ月ぶりの300億円越えとなった。そうした中で、板金系の国内は5ヵ月連続のマイナスとなっており、部品不足による長納期化、円安・ウクライナ侵略等といった影響を受けているものと考えられる。
機種別によると、プレス系機械は151.3億円と、前年同月比で94.0%増となった。中型・大型プレスが約2倍、超大型も104倍、小型プレス3.0%増、油圧プレス27.1%増、フォーミング38.5%増だった。板金系機械は114.6億円で、前年同月比12.5%増だった。パンチングのみ77.9%増であり、レーザプラズマが6.4%減、プレスブレーキも11.9%減だった。
国内は111.3億円、前年同月比2.0%増であり、鉄鋼54.5%増、金属2.4%増、自動車22.9%増でだったが、一般機械、電気はマイナスだった。
輸出は154.6億円、前年同月比2.2倍だった。中国向3.4倍、北米向2.2倍、インド向15.6倍、欧州向17.2%増、韓国・台湾向70.0%増で、東南アジア向のみマイナスとなった。