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日揮、ナイジェリアでFLNGプラントの基本設計役務を受注

 日揮ホールディングスは11月18日、海外EPC事業会社である日揮グローバルがフランスのテクニップエナジー社とコンソーシアムを形成し、ナイジェリアにおいてUTM FLNG社が計画しているFLNGプラントに係る基本設計役務を受注したと発表した。

■プロジェクトの概要

 プロジェクトは、エクソンモービル社およびナイジェリア国営石油公社が所有するガス田(ヨホ鉱区)の天然ガスを原料として、ナイジェリアの民間会社UTM FLNG社が計画した、洋上でLNGを生産するプロジェクト。

 日揮グローバルは、昨年UTMオフショア社向けに遂行した概念設計役務に引き続き、このほど、テクニップエナジー社とのコンソーシアムにより年産120万トンのFLNGプラント(浮体式LNG生産施設)の基本設計役務を受注したもの。今回の受注にあたっては、日揮グローバルが遂行した概念設計、および日揮グループとテクニップエナジー社が有するFLNG分野におけるトップクラスの実績と卓越したプロジェクト遂行能力が評価された結果と考えている。

 基本設計役務の遂行においては、日揮グローバルが主にトップサイド(LNG生産設備)の設計を担当し、テクニップエナジー社が船体ならびに係留システムの設計を担当する。基本設計終了後、設計・調達・建設(EPC)が計画されており、実現すればナイジェリアでは初のFLNGプラントとなる。

 現在、ナイジェリアのみならず、アフリカ諸国では多くの未開発の小規模海底油ガス田が存在しており、FLNGプラントを含む複数のプロジェクトが計画されている。日揮グループは、現在FLNG分野ではマレーシアのペトロナス社向けFLNGプラントの基本設計役務、およびテクニップエナジー社と共同でモザンビークのコーラルFLNG社向けFLNGプラントの設計・調達・建設役務を遂行しており、プロジェクトを通じて、今後成長が見込まれるアフリカ地域におけるビジネスの拡大を目指していくと共に、同地域の更なる産業発展および生活基盤の向上に貢献していく。

<プロジェクトの詳細>

契約先:UTM FLNG社(UTM FLNG Limited)
原油販売、および石油・ガス産業の海上物流支援サービスを主業とするナイジェリアの民間会社UTMオフショア社が出資する、プロジェクト遂行のために設立された特別目的会社

設置予定地:ナイジェリア連邦共和国ヨホ鉱区(ナイジェリア沖約60km)
役務内容:年産120万トンのLNGならびにLPG/コンデンセート等を生産するFloating LNGプラント(浮体式LNG生産施設)に係わる基本設計役務
受注金額:非公開
納期:2023年12月(予定)

 ニュースリリース

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