三井化学(東京都港区)は11月15日、計算科学、データサイエンス、ハイパフォーマンスコンピューティングを融合したデジタルサイエンスによる研究開発DX(デジタルトランスフォーメーション)を更に加速させるため、1,000名を超える研究者が1か所に集結し、研究開発拠点として国内化学企業屈指の規模を誇る「知の集積地」である当社袖ヶ浦センター内に研究新棟「デジタルサイエンスラボ™」を開設することを決定したと発表した。
【デジタルサイエンスラボ™ 概要】
正式名称:デジタルサイエンスラボ™(英語表記 Digital Science Lab.™)
所在地:千葉県袖ケ浦市 「三井化学 袖ヶ浦センター」内
投資額:約50億円
スケジュール:23年6月着工、24年10月完工、24年10月供用開始
<目的>
・研究開発部門および生産・技術部門のデジタルサイエンスの専門家、エキスパート人材を集結させ、当社研究者と交流することでシナジーを発揮させ研究開発DXを加速させる
・社外の方も来て頂けるプロジェクトルームを設置し、最先端デジタルコミュニケーションツールを導入することで、遠隔地とのリモートによるシームレスな共創を実現し、オープンイノベーションを促進する
<施設の特徴>
・デジタルサイエンスの基盤として、総演算性能(倍精度理論最高値)PetaFLOPS級マルチアーキテクチャのハイパフォーマンスコンピューティング環境を構築する
・太陽光発電設備、Low-E複層ガラス、高効率空調、BEMS(Building and Energy Management System)他を導入し、環境に配慮したサスティナブルな次世代型研究施設とする
・施設アイデンティティを表現するロゴを作成(商標登録中)