自動制御機器(空気圧機器)の需要は、半導体・電機関連は、中国・その他のアジア諸国・日本を中心に前半は高い水準だったが、7月以降は季節性要因もあり伸び悩んだ。自動車関連は、半導体等部品不足による減産の影響は継続 したが、各地域でEVバッテリー関連需要が伸長した。工作機械関連は、海外向けを中心に総じて堅調に推移した。医療機器関連、食品機械関連、その他の業種向けは、コロナ後の新たな省人化・自 動化需要もあり、堅調に推移した。
このような環境下において、同社グループは、部品・素材の調達不足による生産影響を低減するための様々な 努力を継続しつつ、需要の伸長に対応した製品供給能力の確保と、BCP(事業継続計画)に基づく生産の複線化に向けて、積極的な設備投資を進めた。また、顧客のCO2排出量削減に大きく貢献できる、環境性能の高い新製品の開発や、販売活動におけるITを活用したグローバル連携の強化などの課題に引き続き取り組んだ。
■連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2023年3月期通期の業績予想については、直近の受注推移及び為替相場の動向などを踏まえて、2022年5月13 日の「2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」で公表した内容を、以下のとおり変更した。
売上高824,000百万円(前期比13.3%増)、営業利益248,500 百万円(同9.1%増)、経常利益302,000百万円(同10.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益220,000百万円(同14.0%増)と予想している。
新たな業績予想の前提とした通期の平均為替レートは、1米ドル=138円00銭、1ユーロ=139円00銭、1人民 元=19円80銭(前回予想:1米ドル=123円、1ユーロ=133円、1人民元=18円50銭)。