東洋エンジニアリングは11月8日、ドイツBASF社が中国広東省湛江(たんこう)市に計画する大型石油化学コンプレックス (BASF Zhanjiang Verbund Project) におけるアクリル酸プラントのEPsCm1、エチレンプラント、製品貯蔵施設、ポリエチレンプラントのPMS2およびプラントコンプレックス全体のプロジェクト管理/統括業務を受注したと発表した。
2019年11月に正式に開始された同プロジェクトは、2030年までの総投資金額が約100億ユーロのBASF社史上最大の投資計画であり、BASF社単独の元に運営される。サイト規模についても、ドイツのルートヴィヒスハーフェン、ベルギーのアントワープに次ぐ世界で3番目に大きいBASF社のサイトとなる。
東洋エンジニアリングは2013年にBASF社との包括エンジニアリングパートナー契約締結以来、Toyo-China、Toyo-India、Toyo-Malaysia、Toyo-Korea、IKPT(インドネシア子会社)、テックプロジェクトサービスといったグローバル拠点の強みを生かし、BASF社のアジア太平洋地域投資へ貢献している。
2002年BASF社向けアクリル酸プラントの受注実績に加え、東洋エンジニアリングの豊富なFEED*3実績、PMS実績、過去の大型プロジェクトを通じて培われたプロジェクト遂行能力が高い評価を受けたことが今回の受注に至った。
東洋エンジニアリングは今後もBASF社との信頼関係をより深め、BASF社のアジア太平洋地域における投資に貢献する。
*1 Engineering, Procurement Support, Construction Management
*2 Project Management Support
*3 Front End Engineering Design