■ セグメント別概況
<コンポーネントソリューション事業>
精密減速機は、産業用ロボット向けで高い需要が継続したことに加え、半導体製造装置向けやEV 製造設備関連でも高い需要があったことから、売上高は前年同期比で増加となった。
建設機械向け油圧機器は、中国市場の需要低迷が継続したことに加え、第2四半期において上海市の都市封鎖(ロックダウン)により中国子会社の操業が一時停止したことにより、売上高は前年同期比で減少となった。
<トランスポートソリューション事業>
鉄道車両用機器は、MRO(Maintenance, Repair, Overhaul)は堅調に推移したものの、国内及び 海外市場において新車向け需要が低迷し、売上高は前年同期比で減少となった。
航空機器は、防衛省向けでの調達品納入遅延等の影響があったものの、民間航空機向けで需要が緩やかに回復し、売上高は前年同期並みとなった。
商用車用機器は、顧客の生産調整による減産の影響を受けたものの、東南アジア市場の回復により、売上高は前年同期並みとなった。
舶用機器は、造船・海運市場が好調に推移したことにより、売上高は前年同期比で増加となった。
<アクセシビリティソリューション事業>
アクセシビリティソリューション事業の受注高は、前年同期比12,045百万円(21.5%)増加し
68,026百万円となった。売上高は、同4,246百万円(8.0%)増加し57,159百万円、営業利益 は、同3,057百万円(△58.9%)減少し2,136百万円となった。
自動ドア事業は、国内・海外ともに堅調に推移したことに加え、円安効果もあり、売上高は前年同期比で増加となった。
<その他>
その他の受注高は、前年同期比2,403百万円(△14.7%)減少し13,972百万円となった。売上高は、同1,245百万円(△9.5%)減少し11,892百万円、営業利益は、同1,235百万円(△68.6 %)減少し565百万円となった。
包装機は、製品売上・MROともに電子部品等の調達品遅れが継続したことにより、売上高は前年 同期比で減少となった。
■連結業績予想等の将来予測情報に関する説明
2022年12月期第3四半期連結累計期間の連結業績及び今後の動向等を踏まえ、2022年7月29日に公表した2022年12月期通期の業績予想を下記のとおり修正した。
売上高3,080億円(前期比2.7%増)、営業利益210億円(同30.0%減)、税引前利益306億円(同70.0%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益205億円(同同68.4%減)。