・杭の切断作業を不要にする「リアクションベース」。脱炭素化に寄与
鋼管杭と同じ形状をした着脱可能なリアクションベースは杭頭に取り付けることで杭長を延長し、施工完了後は容易に取り外すことが可能。これにより水面下に位置する杭の圧入ができるようになった。これまで水中打止め施工時に必要だった水面下での杭の切断・撤去という工程を不要としたことで、工期・工費を大幅に縮減する。また、施工時のCO2排出および資材の削減を通じてカーボンニュートラルにも大きく貢献する。
鋼管杭の水中打止め施工においても“省スペース”“仮設レス”施工を実現し、従来工法の無駄を省く同技術は、河川護岸や港湾岸壁の補強、洗掘対策、橋脚の耐震化などでニーズがあり、今後も採用拡大が期待できる。工事の合理化、また持続可能な社会の発展に貢献する同技術は、「インプラント工法Ⓡ」の普及をさらに後押ししていく。
※ 設置する杭の計画レベル(工事計画に基づき決定された杭上端の高さ)が水中となる施工
詳細は、ニュースリリース