㈱オカムラ(横浜市西区)は10月19日、同日開催の取締役会において、長野県須坂市に新たに工場を建設することを決議したと発表した。なお、オカムラグループは、中期経営計画において、既存事業強化・新規事業創出や重点取組み課題への対応等の「戦略投資枠」として400億~500億円を設定しており、今回の新工場建設はその一環となる。
オカムラの商環境事業は、スーパーマーケット、ドラッグストア業界等を中心にリニューアル需要が堅調に推移しており、今後も高水準の需要が継続するものと予想している。オカムラグループは強みである総合力を活かした営業活動を展開しこれらの需要の取り込みに努め、主要製品の冷凍冷蔵ショーケース市場においても、順調にシェアを伸ばしてきた。新工場建設により、更なるシェア伸長に対応した生産体制を構築し、遠隔監視システムなどの保守サービスの事業基盤を拡大するとともに、内製化率の向上などによる、サプライチェーン全体における継続的なコスト削減を推進していく。
<新工場建設計画の概要>
名称:冷凍冷蔵ショーケース新工場(仮)
所在地:長野県須坂市井上
敷地面積:約43,000m2
延床面積:約24,000m2
資金計画:自己資金
生産品目:冷凍冷蔵ショーケース
着工時期:2023年8月
竣工時期:2024年7月
稼働開始:2024年11月