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村田機械と日本シューター、病院向けロボット台車搬送システム「MoCS」2022年度「グッドデザイン賞」を受賞

 村田機械(京都市伏見区)は10月7日、グループの㈱日本シューター(東京都千代田区)と共同で開発した病院向けロボット台車搬送システム「MoCS(モックス・Moving Cart System)」が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の2022年度「グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。

■受賞の理由

 MoCSは、自律走行搬送ロボットとカート部を分離式とすることで、さまざまな搬送物に対応した専用カートを使い分けることが可能な、フレキシブルなシステム。医療従事者のユーザビリティを考慮して天板の形状や取手の位置などをデザインしたカートを、ロボットが下から持ち上げドッキングして搬送する方式なので、人間がカートを押して移動する光景と差がなく、病院内での人間とロボットの共存に適したデザインとなっている点が評価された。

■受賞製品「MoCS」
 MoCSは、製造業や物流センターなどの物流システムで活用されているAGV(Automated Guided Vehicle:無人搬送台車)の強みを継承し、院内搬送に必要な機能を搭載した自律走行搬送ロボット。専用カートを下から持ち上げた際にドッキングし、カートも含めて安全性を担保する。様々な搬送物の形態に対応した専用カートでフレキシブルな搬送が可能。 重量物搬送や階層移動、定時頻回配送に対応し、医療現場の省力化に貢献する。

 詳細は、ニュースリリース

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