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三菱重工、豪州・南オーストラリア州政府と水素開発事業に関する共同声明に署名

・クリーンエネルギーへの移行と水素経済の発展目指す
・三菱重工グループの製品技術やサービスなどを通じた各種ソリューション提案を実施
・南オーストラリア州における水素関連技術の開発や新たな産業機会の創出、脱炭素プログラムの推進などに貢献

 三菱重工業は10月13日、豪州・南オーストラリア州の水素産業を発展させることで同州政府と合意し、10日に都内でStatement of Cooperation(共同声明)に署名したと発表した。三菱重工グループの製品技術やサービスなどを通じた各種ソリューションを提案することで、同州のクリーンエネルギーへの移行ならびに水素経済の発展を目指す。

 今回、同州政府のピーター・マリナウスカス(Peter Malinauskas)首相ならびに三菱重工執行役員アジア・パシフィック総代表兼インド総代表兼 Mitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte. Ltd. 社長の大野 修氏が共同声明に署名した。具体的には、水素輸出戦略と戦略的パートナーシップの策定を通じた国際競争力のある水素輸出部門の育成や、研究パートナーシップを通じた新技術と新たな産業機会の創出、大規模な産業分野の脱炭素プログラムの推進プロジェクト、水素エコシステムの構築による短期的な豪州国内市場の開拓といった分野で、同州へのソリューション提案を行う。

 マリナウスカス首相は、今回の共同声明への署名に際して次のように述べている。「南オーストラリア州政府は今回の共同声明を通じ、パートナー企業と協力して南オーストラリア州における水素経済の発展を推進しています。南オーストラリア州は水素ビジネスに広く門戸を開いており、水素に高い将来性を感じています」。

 三菱重工グループは、豪州・南オーストラリア州における水素バリューチェーンの構築、産業の脱炭素化促進などに貢献することを通じて、同州の経済発展と持続可能な社会の実現を目指していく。

 ニュースリリース

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