㈱フジクラ(東京都江東区)は10月12日、光ファイバ関連生産工場の建設すると発表した。これにより、12心間欠接着型光ファイバ心線(SWRⓇ*1:Spider Web RibbonⓇ)の生産量は30%程度増える見通し。
新工場は、現在、光ファイバの国内生産拠点となっている佐倉事業所(千葉県佐倉市)に建設する。工場面積は約3,000㎡。生産するのは細径高密度型光ファイバケーブル(WTC®)に実装する、同社独自の12心SWR®。
フジクラでは今後も、世界的に需要が高まる高度情報インフラの構築に貢献できるよう、取り組みを進めていく。
【用語説明】
*1 Spider Web RibbonⓇ(SWRⓇ)は、複数の光ファイバ心線を長手方向に間隔を空けて(間欠)接着した当社独自のテープ心線です。柔軟性に富んでいるため、ケーブル内の高密度実装が可能であり、細径化、高密度化に寄与する。
*2 Wrapping Tube CableⓇ(WTCⓇ)は、SWRⓇを実装した細径高密度な光ファイバリボンケーブルの名称。従来の光ファイバケーブルよりも大幅な工期の短縮が可能。
(フジクラSWRⓇ/WTCⓇ特設Webサイト:https://swrwtc.fujikura.jp/wrapping-tube-cable )