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三井住友建設、フィリピン・マニラ首都圏地下鉄工事の落札通知を受領

・マニラ首都圏地下鉄事業(フェーズ1)CP103工区

 三井住友建設は10月7日、フィリピン共和国におけるマニラ首都圏地下鉄事業(フェーズ1)CP103工区の落札通知を受領したと発表した。

 同国のマニラ首都圏は、620km2という比較的小さな面積の圏内に1,300万人を超す市民が暮らし、他のアジアのメガシティと比較してもその人口密度が高い都市。現状では、環状・放射状道路、高速道路及び軽量軌道交通(LRT)といった首都圏内の運輸・交通網が増大する交通需要を満たす事ができず、交通渋滞の解消には至らず、同国の国際競争力強化の阻害要因となっている。

 マニラ首都圏地下鉄事業(フェーズ1)は、JICA円借款STEPによるマニラ首都圏ケソン市から中心街オルティガ地区を通過し、タギグ市までの区間(約25km)の地下鉄工事で、CP103工区はアノナス駅、カティプナン駅舎工事を含むイーストアベニュー駅からオルティガスノース駅を結ぶ全長約6.5kmの地下鉄区間。

<工事概要>

工事名称 : マニラ首都圏地下鉄事業(フェーズ1)CP103工区

発注者 : フィリピン共和国 運輸省

設計 : オリエンタルコンサルタンツグローバルJV

施工 : 三井住友建設株式会社

契約金 : 約657億円(日本円換算)

工事期間 : 着工から290週(約66.7カ月)

<工事概要>

工事延長約6.5kmの土木・建築。設備一式工事。2つの駅舎工事(アノナス駅253m、カティプナン駅277m)を含み、4つの各駅舎間を結ぶ上下線シールドトンネル区間総延長11.97km、内径6.1m。

■ 今後の展開

 同社はフィリピンの他、日本政府ODA支援としての橋梁・鉄道・道路・水道等の社会インフラ整備事業や、アジア各国で日系、欧米系及び地元企業事務所、工場等の建設事業等幅広く事業展開をしてきた。フィリピンにおいては、現在施工中の南北通勤鉄道事業(マロロス-ツツバン)CP2工区(北方のブラカン州マロロス市から首都圏マニラ市ツツバンまでの区間延長14kmの高架橋と3つの駅舎を構築するプロジェクト)に続く受注となる。

 今後も日本特有の、あるいは長年の事業展開による技術力を活かして、各国の社会インフラの整備ならびにアジア各国経済の発展に貢献していく。

 ニュースリリース

 

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