・『CNC&工作機械』メーカがつくるデジタルツイン革新
オークマは10月5日、新世代の CNC「OSP-P500」を開発したと発表した。IT 革命が叫ばれてから 20 年、現在は AI(人工知能)やビッグデータ、IoT(Internet of Things)、ロボットなど用いた大変革、 第 4 次産業革命の真只中にある。しかし、デジタル主導の変革に加え、“回復力のある”、“持続可 能な”、“人間中心の” 産業へ変革することにより、「顧客や社員だけではなく地球環境も含めたすべて のステークホルダーへの長期的貢献が実現される世界を目指すべき」と第 5 次産業革命が提唱されている。
新世代 CNC「OSP-P500」は、第 4 次産業革命でのデジタル技術を駆使し、加工の高速高・高精度化 や知能化(AI)、デジタルツインの構築に加えて、人間中心のオペレーション、そしてセキュアな環境 を備え、第 5 次産業革命が目指すエコシステムや持続可能な生産システムのコアとなります。そして オークマの Green-Smart Machine(グリーンスマートマシン)を支えていく。
■背景
工作機械メーカである同社は、1963 年に自ら NC 装置「OSP」を開発して以来、常に加工現場での 使い易さを最優先に考え、モータ、位置検出器、サーボ制御からソフトウェアに至る NC 装置全体を 開発してきた。1990 年代後半から IT 革命が進む中、「OSP」を中心にエンジニアリングチェー ンとサプライチェーンの最適化を目指し、3D データを活用した加工準備時間の短縮や、機械稼働状況 の見える化による生産効率向上などに取り組んできた。また、「サーモフレンドリーコンセプト」 「アンチクラッシュシステム」「AI 加工診断」をはじめとする知能化技術開発に注力し、時代を先取 りしたスマートマシンを提供し、世界の工作機械の技術の潮流を形成してきた。
■開発のねらい
「OSP-P500」は、5 つのソリューションでお客様の生産性の向上と、ものづくりを取り巻 く社会課題の解決に貢献する。
詳細は、ニュースリリース