古河機械金属は10月3日、グループで鋳物事業を取り扱っている古河キャステックを2022年10月3日に新設分割し、新設分割設立会社となる新会社、「古河C&F株式会社」に鋳物事業を承継すると発表した。
古河機械金属グループは、2025年ビジョン達成のための経営方針として、機械事業をコア事業と位置づけ、その持続的拡大を掲げている。
中長期的な機械事業の継続と拡大には、鋳物技術の継承と鋳物製品・部品の適正調達が不可欠であることから、古河機械金属グループ内で鋳物事業を継続し、機械事業各社への鋳物製品・部品の供給並びにQCD管理※1、機械事業製品に貢献する差別化可能な鋳物材料の開発といった役割を目指す新会社、古河C&F株式会社を設立することにした。
古河C&Fは、古河機械金属の100%子会社とし、新しいマネジメントの下で心機一転ゼロからのスタートとすることで、鋳造技術、品質、生産性、士気の向上を図るとともに、鋳物事業の収益改善に取り組んでいく。なお、会社分割後の古河キャステックは清算予定だが、時期については未定。
※1 QCD管理:Q(クオリティ:品質)、C(コスト:費用)、D(デリバリー:納期)を適切に管理すること。
<新会社の概要>
商号:古河C&F株式会社
所在地:東京都千代田区大手町二丁目6番4号 常盤橋タワー
(工場:栃木県日光市足尾町下間藤3番5号)
代表者の役職・氏名:代表取締役社長 樋口 忠大
事業内容:鋳鋼、鋳鉄およびその他鋳造品の製造ならびに販売
資本金:1億円
設立年月日:2022年10月3日
株主:古河機械金属株式会社 100%