サトウ食品(新潟市)は9月7日、約 45 億円を投じて、同社のパックごはん専用工場である聖籠ファクトリー(新潟県北蒲原郡聖籠町)に新たな生産ラインを増設することを決定したと発表した。
これにより、聖籠ファクトリーの生産ラインは現在の1ラインから2ラインに増加し、同社の米飯ライン数は9ラインから 10 ライン体制となり、「サトウのごはん」の生産能力は、 現在の日産約 103 万食から 123 万食へ大幅に伸⻑する。年間では4億食体制となる。
サトウ食品は、1988 年に世界ではじめて無菌化包装米飯「サトウのごはん」を世に送り出して以来、「ご家庭で炊いたごはんと変わらぬ美味しさ」をコンセプトとして生産の拡大と品質の追求に努め、これまでに多くの顧客から高い評価を得ている。
この間、消費者の生活スタイルの変化とともに、パックごはんの需要は高まり続け、以前 の「非常食」という位置づけから、「日常食」としての地位を確立するに至った。
昨今では、日常の食卓での利用機会が増加している事や、輸入穀物の価格高騰による米食への回帰などもあり、パックごはん市場の更なる拡大が見込まれている。
<増設設備の概要>
所在地:新潟県北蒲原郡聖籠町東港5丁目626番23ほか
投資額:約45億円
生産品目:無菌化包装米飯「サトウのごはん」
生産能力:日産20 万食 年間6,500万食
着工・稼働:2023 年3月 着工、2024 年2月 生産開始(予定)