近年、液晶パネルの大型化に伴い、偏光板の構成部材である偏光子保護フィルムの吸湿によるパネル反りや色ムラが課題となっている。そのため、アクリルなどの低吸湿樹脂フィルムの引き合いが増えている。液晶TVの大型化、高精細化、高輝度化が一層進む中で、アクリルフィルム用樹脂の需要はますます拡大すると見込まれている。
今後もカネカは市場ニーズを捉え、優れた光学特性を有する独自の樹脂と高い信頼性を活かし事業拡大を図るとともに、高速情報通信(5G)を支える各種素材を積極的に提供していくことで、人々の快適なくらしに貢献していく。