・デジタルツインとAIにより、3次元データで最適な施工計画の策定や施工管理が可能に
同サービスは、建設現場の施工土量から最適な機械の稼働率や施工日数の算出をすることで安全性・生産性を高めることができる世界でも最先端のサービス。
従来、建設現場では2次元図面から手作業で土の運搬量や運搬ルートなどの計画を策定しているため、工事規模が大きいほど施工計画にかける時間や、さまざまな制約条件・考慮すべき事項が増え、現場監督の経験値やスキルが必要となる。また、初期の施工計画だけでなく、着工中の施工管理や計画見直しなどにも作業時間を要するため、現場監督への負担は大きくなっている。
同サービスは、クラウド上に3次元の設計データと地形データ※2を登録し、工期や機械編成などの施工条件を入力することにより、最適な土配計画や施工手順、建機の稼働率を算出し、現場のデジタルツイン上で精度の高い施工計画を短時間で実現するもの。生産性を最大限に高めるため、登録した3次元データから、運搬土量が最小になるように切り土量および盛り土量を自動で計算する。その後、AI技術を活用し、最適な土配計画のためのエリア分割、工事進行に伴い変化する地形、ダンプの走行可能勾配と最短ルートを考慮した最適な施工手順、次の工程で利用する建機との最適な連携タイミングを考慮した上での稼働率を算出し、最短工期での施工計画を立案する。算出した結果は、工程表と連動したグラフやアニメーションで表示され、地形の変化や建機の動き、作業量を視覚的に確認することが可能となる。
さらに、「Smart Construction Fleet」と連携することで、施工中も施工実績を自動で取得し、予実管理における差異の分析や実績情報を用いた計画見直しが可能となるため、常に最適な施工計画を基に現場の作業を進めることも可能。
熟練者にはより早く簡単に、経験の浅い技術者には精度の高い施工計画の立案を可能とし、施工現場におけるPDCAサイクルを高速でまわすことにより生産性の高い施工現場を実現する。
同サービスのソフトウェア利用料は、1ユーザーあたり月額18万円で提供する。なお、サービス提供開始を記念して、9月1日から2023年3月31日(金)まで、ソフトウェア利用料を無料とするキャンペーンを実施する。
また、Smart Construction Simulation を安心して使ってもらうため、EARTHBRAINの各代理店を通じて、各現場における施工計画においてSmart Construction Simulationの活用をサポートするコンサルティングサービス「施工計画づくり寄り添いサービス」を同日から提供開始する。また、同サービスの契約者は、Smart Constructionを活用したDX実現における悩みを解決する「DXカンファレンスサービス」も利用できる。
今後は、法面や配管などの構造物の作業工程を考慮した計画策定、「Smart Construction Retrofit」「Smart Construction Fleet」などとの連携による作業指示や施工実績取得の自動化、雨水による影響の解析などさまざまな機能を搭載する予定。
今後もEARTHBRAINは、建設現場のデジタル化を実現することにより、生産性・安全性・環境性を向上し、スマートでクリーンな未来の現場の創造に取り組んでいく。
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