三菱ガス化学(東京都千代田区)は8月22日、平塚研究所(神奈川県平塚市)において研究棟(以下、新棟)を新設することを決定したと発表した。完工は2024年秋を予定している。
三菱ガス化学は新規事業の創出と育成の加速に向けて、積極的な研究開発投資、研究人員の増員を進めている。平塚研究所においてもMI(マテリアルズ・インフォマティクス)等を活用しながら研究の加速を図り、三菱ガス化学の強みを活かした素材や加工技術開発への取り組みを強化している。また、平塚研究所に隣接して多くのグループ会社が研究拠点や事業所を有しており、各社の技術を活用したコラボレーション型研究の推進に取り組んでいる。
新棟には、グループ会社との共同実験室やイノベーションラウンジを設け、社内はもとよりグループ会社と一体となっての実験や議論を通じてイノベーションを推進できる環境を整えることで、新規事業や新規製品の創出を加速していく。
三菱ガス化学は、グループのミッション「社会と分かち合える価値の創造」の下、真の研究開発型企業として、今後も自社開発による技術をベースに、社会から必要とされる価値ある製品、技術を創出し、直面する社会課題を解決し、持続可能な社会の実現に貢献していく。