・2022年度予測は前年度比3%増の2兆6,194億円
2023 年度については、国内微増、輸出も堅調に推移し、全体では3 年連続の増加と予測された。主力の油圧ショベルを中心に続伸し、2023 年度通年の出荷金額は、過去最高の2 兆7,165 億円(前年度比4%増)と予測している。また、補給部品を含めた2022年度出荷総額は、2兆9,110億円で、過去5年間の補給部品出荷額平均3,335億円を含めると、2023年度は初の3兆円を越える見通し。
■国内:2023 年度は、安定した公共投資が継続し、微増と予測
この結果、2022 年度通年では、8,647 億円(前年度比±0%)と予測される。前回本年2 月時の予測と比較して185 億円下方修正となった。
2023 年度は、安定した公共投資が継続し、微増と予測。上期は、7機種が増加となり、3,971 億円(前年同期比2%増)と予測される。下期も、7機種が増加となり、4,809 億円(前年同期比1%増)と予測される。
この結果、2023 年度通年では、8,780 億円(前年度比2%増)となり、2 年振りに増加と予測される。
■輸出:北米・欧州など中国除く各地域が続伸
この結果、2022 年度通年では、1 兆7,547 億円(前年度比5%増)となり、2 年連続で増加すると見込まれる。(前回2022年2 月時の予測と比較して、747 億円上方修正となった。)
2023 年度も、土工系機械を中心にさらに続伸すると予測。上期は、7 機種が増加となり、8,931 億円(前年同期比6%増)と予測。下期は、6 機種が増加となり、9,454 億円(前年同期比3%増)と予測。
この結果、2023 年度通年では、1 兆8,385 億円(前年度比5%増)となり、3 年連続の増加と予測される。
油圧ショベル及びミニショベル生産出荷台数(2022・23年度予測)
この需要予測資料は、一般社団法人日本建設機械工業会(会長 本田 博人)が、2022年7月時点で正会員である建設機械メーカ62 社を対象に実施した需要予測結果を取りまとめたもの。予測期間とした2022 年度上下期と2023 年度上下期の4 期に関して、建設機械を9 機種に区分し、国内出荷金額及び輸出金額をアンケート方式により予測調査をしたものであり、今回で62 回目の調査となる。