・可搬質量を30kgに向上させ、パレタイジング用途へ適用可能
・人の近くで作業できることで設備の省スペース化を実現
近年、様々な業種において、生産年齢人口の減少により深刻化する労働力不足を背景に、ロボットを活用した自動化や品質の安定化、コストの削減が進められている。こうしたなか、安川電機はロボット周囲の安全柵なし(※1)で人と並んで作業ができる人協働ロボットのラインアップを充実させることで、省スペースでフレキシブルな生産ラインの実現、そしてロボットの活用分野の更なる拡大を図っている。
開発したMOTOMAN-HC30PLは、人協働ロボットMOTOMAN-HCシリーズの可搬質量を30kgに向上させたことで、人と同じ作業スペースで重量物のハンドリングができ、設備の省スペース化を実現する。
また、製品はMOTOMAN-HCシリーズの特長であり、顧客から好評の高い安全性と初めてロボットを触る人でも簡単に操作できる機能などを備えている。各社ハンドメーカーから人協働ロボット用として販売されている豊富なエンドエフェクターや周辺機器についても接続を簡易化しているため、容易なロボット導入が可能。
※1 安全機能により安全柵なしのシステム構築が可能だが、全てのケースにおいてリスクアセスメントとリスク低減方策を実施する必要がある。