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京セラ、約150億円投じ鹿児島国分工場に新工場棟を建設

・積層セラミックコンデンサ(MLCC)の需要増に対応

 京セラは8月17日、積層セラミックコンデンサ(MLCC)の生産容量の拡大や技術開発力の強化、将来を見据えた生産スペースの確保などを目的に、鹿児島国分工場内に第5-1-2工場を建設することを決定したと発表した。同日、地元自治体である霧島市と立地協定締結の調印式を行った後、2022年9月より既設研究棟を解体し、2023年2月より新工場棟の建設を開始する予定。

 現在、MLCCは、通信端末や半導体関連機器の小型化・高機能化、5G普及に伴うデータセンターの増設をはじめ、車載関連においても、ADAS(先進運転支援システム)やEV技術の高度化など、今後も需要の伸びが見込まれている。これらの需要増加に対応するため、2024年5月から新工場棟の稼働を順次開始し、MLCCの生産増強を進めていく。

 京セラでは、旺盛な市場要求に対応することで、電子部品事業の強化をはかるとともに、鹿児島県の経済活性化や新たな雇用機会創出による地域社会の発展に貢献していく。

<新工場棟の概要>
名称:京セラ株式会社鹿児島国分工場 第5-1-2工場
所在地:鹿児島県霧島市国分山下町1-1
投資総額:約150億円(工場および一部の生産設備)
建築面積:7,197 m2(鉄骨、6階建)
延床面積:37,600 m2
建設計画:2023年2月着工、2024年5月操業
製品品目:積層セラミックコンデンサ(MLCC)など
生産計画:約100億円/年(初年度:2024年5月~2025年3月)
約200億円/年(次年度以降)

 ニュースリリース

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