■報告セグメント別受注状況(現地通貨ベース)
<セグメントI >(「個別」および国内連結子会社 )
牧野フライス製作所の国内受注は、前年同期を上回った。自動車や、半導体製造装置の部品加工向けを中心 に様々な産業で増加した。
第2四半期は受注水準の維持に努める。レーザ加工機の受注が徐々に増加している。2022年7月より微小形状のレーザ加工を高品質にできるLUMINIZER LF400を発売し、顧客への提案の幅を広げている。
<セグメントII >( MAKINO ASIA PTE LTD )
第2四半期も同様の状況が続くと見ている。アセアンは、前年同期並みで推移した。半導体製造装置の部品加工向けのほか、様々な受注があった。第2四半期も同様の状況が続くと見ている。
<セグメントIII >( MAKINO INC. )
前年同期を上回った。アメリカではインフレや利上げによる景気後退の懸念がある中でも好調が続いた。ピックアップトラックや物流のトラックなどの自動車、半導体製造装置、医療、産業機械、航空機など、様々な 産業向けが好調。航空機向けは小型機向けを中心として受注があった。第2四半期も景気減速懸念がある中で、受注水準を維持できるよう努める。
<セグメントIV >( MAKINO Europe GmbH )
前年同期を上回った。半導体製造装置メーカからまとまった受注を獲得したことが主な要因。航空機向けも増加した。第2四半期は、第1四半期にあった大型受注を除けば、同様の状況が続くと見ている。高水準の受注が続いていることで、受注残が増加している。計画以上の売上ができるよう努める。
2022年度第1四半期より、中国の武漢に建設した工場の稼働を開始した。生産活動の拡大に取り組みます。中国の昆山の工場においては、コロナウイルスによるロックダウンの影響を受けた第1四半期からの挽回を図る。国内では、タイムリーな部品供給はもとより、製造の工程を細分化し、熟練工をはじめとした人員を適材適所に 配置することで、組立工程の生産性を上げる取り組みをしている。
■連結業績予想に関する定性的情報
為替レートの見直しをしたことにより、2022年4月28日に公表した業績予想を修正した。
売上高2,215億円(前期比18.7 %増、前回予想2,100億円)、営業利益155億円(同37.2%増、同144億円)、経常利益163億円(同14.2%増、同150億50 百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益134億円(同11.3%増、同130億円)。