横浜ゴムは7月15日、2022年6月より、ヤンマーアグリの農耕用トラクター「YT3R」シリーズの「YT330R」「YT333R」「YT338R」「YT345R」の新車装着(OE)用タイヤとして「ALLIANCE AGRISTAR Ⅱ(アライアンス・アグリスター・ツー)」の納入を開始したと発表した。装着サイズは280/70R16 112D、280/70R18 114D、380/70R24 125D、380/70R28 127D、の4サイズ。なお、同社への納入は、大型トラクター「YT4A」シリーズの「YT460A」「YT465A」に続き2シリーズ目となる。
「ALLIANCE AGRISTAR Ⅱ」は農業機械用・林業機械用・産業車両用・建設車両用などオフハイウェイタイヤ(OHT)事業を担っているYokohama Off-Highway Tires(ヨコハマ・オフハイウェイタイヤ=YOHT)のブランド「ALLIANCE」の最新農業機械用タイヤ。走行性能とロングライフ性能を高次元で両立するとともにタイヤのラグの上層部と下層部で異なる形状を組み合わせた独自の階層レイヤー技術(Stratified Layer Technology)により、トラクションの持続力を高めた。また、65km/hで走行可能なスピードシンボル「D」を獲得している。
就農者の減少・高齢化による人手不足といった課題を抱える農業分野において、「YT3」シリーズは直進アシスト機能を搭載し、熟練のオペレーターの作業負担を軽減するとともに、操作に不慣れな方でも簡単に扱うことができるモデル。
横浜ゴムは2021年度から2023年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン)において、OHT事業をさらなる成長ドライバーと位置づけ、横浜ゴムのOHT事業とOHT専業のグループ会社であったATG、愛知タイヤ工業をYOHTの名のもとにグローバルで事業統合し、「YOKOHAMA」「ALLIANCE」「GALAXY」「PRIMEX」「AICHI」のマルチブランドを展開している。
ニュースリリース