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日立造船、Hitachi Zosen Inova が仏ボイラーサービス会社の株式を取得

 日立造船は7月13日、100%子会社で、ごみ焼却発電プラントの設計、建設、メンテナンスなど を手がける Hitachi Zosen Inova AG(スイス、以下、HZI)が、フランスでボイラー サービスを手掛ける EST Industries Holding(以下、EST Industries)の株式の 40%を、同社 の主要株主である Antherva(フランス)より取得したと発表した。

 HZI はこれまで欧州を中心にごみ焼却発電プラントを数多く納入してきたが、日立造船グルー プの長期ビジョン「Hitz 2030 Vision」の方針に沿って、戦略的にメンテナンスなどのアフター サービスの強化を進めている。欧州では、中小型プロジェクトやメンテナンス事業を拡充させ る目的で、2022年 2 月に Steinmüller Babcock Environment GmbH(ドイツ)の全株式を取得し ている。

 EST Industries は、ごみ焼却発電プラント向けのボイラーシステムの製造や組み立て、メン テナンス、基幹改造などのサービスを手掛けており、フランスではごみ焼却発電プラント向け ボイラーサービスのリーディングカンパニー。EST Industries の株式取得により、HZI は 欧州でこれまでに建設したごみ焼却発電プラントをベースに、アフターセールス・サービス事 業を拡充させ、欧州のごみ焼却発電市場におけるプレゼンスをさらに強化していく。

 日立造船グループは、今後もごみの衛生的な処理やクリーンエネルギー技術を通じ、国連サミット で採択された SDGs(持続可能な開発目標)達成や世界の環境問題解決に積極的に取り組んでい く。

<EST Industries Holding の概要>
所在地 :フランス モゼル県 サラルブ(Sarralbe)
設立年 :1986 年 事業内容:ボイラーシステムの製造や組み立て、メンテナンス、基幹改造 資本金 :30 万 EUR
従業員数:150 人

 ニュースリリース

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