・構想の具体化に着手。“月への夢”は新たなステージへ
技研製作所の杭圧入引抜機「サイレントパイラーⓇ」やシステム機器は他の杭打ち機と異なり、地盤に打ち込んだ杭をつかみ、その引き抜かれまいとする抵抗力(反力)を利用して次の杭を打つことができるため、機械重量で機体を安定させる必要がなく、原理上、無重力空間でも施工できる。技研製作所は先の可能性検証において圧入技術の有効性や開発課題を知見としてまとめ、4月に国土交通省に提出していた。
R&Dステージでは月面での建設活動を想定し、地盤情報推定技術や自動運転技術を駆使した実証試験にも取り組む。既成概念を打ち破る技術で世界の建設課題を解決し続けている圧入技術。次のステージでも“自流独創”の技術を磨き、月面の未来を拓く「ムーンショット」を成し遂げる。
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