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ヨロズ、岐阜県輪之内町と新工場建設に関わる誘致協定書を締結

 ㈱ヨロズ(横浜市港北区)は6月 21 日、岐阜県安八郡輪之内町との間で、東海地区新工場の建設地 となる用地の取得について正式に合意し、誘致協定を締結したと発表した。

 これは2022年2月9日に「東海地区連結子会社の新工場建設および移転に関するお知らせ」で発表した同社の事業計画に基づくもの。

 新工場は 2024 年に稼働する予定で、今後の建設や事業活動にあたっては、「環境」に最大限配慮し 「地域との共生」により、地域の発展及び防災その他安全安心に寄与するよう努めていく。ヨロズはこうした取り組みを通してすべてのステークホルダーから信頼され、また共同利益の向上を計っていく。

■新工場の建設目的と特徴
 ヨロズは 2021 年度から 2023 年度の中期経営計画『Yorozu Sustainability Plan 2023』(YSP2023)において、事業環境の変化にも対応しうる安定した収益基盤を確立するための柱として「適正な生産 能力レベル」と「強い現場の再構築」を掲げた。これらの取り組みの一環として新工場では、プレス内製の拡大、生産の集約、工程レイアウトの見直し、最新鋭の超厚膜塗装設備の導入などを通じ て、高い品質とコスト競争力を有する工場として「ものづくり」の強化を図っていく。
 加えて、グローバルで脱炭素社会への対応が求められる中、自動車業界においても部品製造時の Co2 排出量を、部品採用の評価に加える動きが加速化していることから、ヨロズにおいても 2040 年までに 100%カーボンニュートラルにチャレンジするという目標を「ヨロズグローバル環境ビジョン 2040」 として策定している。その具体的な施策の一環として新工場における生産工程では、Co2 排出量 を実質ゼロとする体制で製品を生産する。また、その生産と稼働においても、太陽光発電による再生可能エネルギー、カーボンニュートラルな燃料熱源を導入し、完全にグリーンな環境で運営 することで、輪之内町と共に環境に優しく快適な街づくりに取り組んでいく。
 このようにヨロズは、この新工場でカーボンニュートラルな部品をいち早く供給できる体制を整え、 受注拡大につなげるとともに、競争力向上と社会課題の解決に向け取り組み、従業員・顧客・地域 を含む全てのステークホルダーに満足してもらえる工場運営を目指していく。

<決定した場所>
建設地:岐阜県安八郡輪之内町楡俣(あんぱちぐん・わのうちちょう・にれまた)
アクセス:名神高速道路 安八スマートインターチェンジ 1.6km JR 新幹線 岐阜羽島駅 5.5km

 ニュースリリース

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