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芝浦機械とマクニカ、熟練技能の継承を AI で実現、モノづくり DX の実現に向け産業機械を高度化

 成形機・工作機械・産業用ロボットなどを手がける産業機械メーカーの芝浦機械(東京本社:千代田区)と半導体、ネットワーク、サイバーセキ ュリティ、AI/IoT におけるトータルサービス・ソリューションプロバイダーの㈱マクニカ(横浜市港北区)は6月20日、産業機械の高度化を目指し熟練技能の継承を AI で実現すると発表した。

 製造業において、熟練技能者の減少、高齢化が深刻化しているのは周知の事実。産業機械業界では、 熟練技能者の「匠の技」を継承させるため、機械自身を高度化させる技術開発が加速している。なかでも 日本の工作機械メーカーにおいては、高度なセンシング機能やAI などの最先端技術を搭載することで、熟練 技能という目に見えない資産を価値に変換し、工作機械の製品競争力を高めることが喫緊の課題となっている。そのような中、工作機械の加工状況の管理や工具の摩耗管理などは、従来ベテラン職人の知見に依存した 作業になっており、工作機械の高度化における課題の一つだった。

 そこで芝浦機械とマクニカは、高速・高効率を極めた門形マシニングセンタ MPF シリーズにおいて加工状態(チッピング、びびり等)を判断し最適制御につなげるという機能を AI で実現することで、これらの作業を自動化することを目指し検討を重ねている。同検討においては、マクニカの AI 専門家組織 AI Research & Innovation Hub(ARIH1)が提供する AI 社会実装サービス「Re:Alize2」を活用し、AI の実装を支援した。

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