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ファナック、ロボショットに新機能、ネットワーク対応を強化

 ファナックは6月14日、ロボショットの新機能として、FL-netを使ったファナックロボットとの通信機能と、EUROMAP82.1通信機能を開発したと発表した。

 ファナックは成形工場のIoT化に対応するため、ロボショットα-SiBシリーズのネットワーク対応の強化に取り組んでいる。FL-net通信により、ロボショットとファナックロボットがリアルタイムで相互に位置情報や信号を交換することで、従来よりも複雑な協調動作が可能になった。また、ロボショットからロボットのリモート操作を行うことができるほか、ロボットの起動条件が揃っているかロボショットの操作画面上で簡単に確認可能になるなど、ユーザの利便性を向上させる機能を充実させた。

 EUROMAP82.1通信機能はOPC UA規格に準拠した金型温調機との通信機能。ロボショットから金型温度設定の一括管理ができるほか、温調機の運転・停止なども遠隔操作することが可能。また温調機のデータをロボショットが収集・記録し、トレーサビリティに対応する。

 各通信は市販のイーサネットケーブルを介して行うことができる。従来の接続方式よりも安定した高速通信を、簡単に構築することが可能。
これらの新機能は、5月に開催したファナック新商品発表展示会で披露され、多くの来場者から好評を得た。

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