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三菱電機、インドでFA制御システム製品の新工場を建設

 三菱電機は6月7日、需要増加が見込まれるインドのFA制御システム製品の事業拡大に向け、インドの製造・販売拠点であるMitsubishi Electric India Pvt. Ltd.(三菱電機インド、以下、MEI)に約31億円を投資し、FA制御システム製品の新工場を建設すると発表した。

 インドのFA市場は、自動車、食品・飲料、医薬品、データセンター、繊維などの業種を中心に、年率約8%の成長を続けており、今後もさらに市場拡大が見込まれている。

 インドにおける三菱電機のFA制御システム事業は、1990年代半ばに事業を開始して以降、2012年にインドのFA制御システム製品メーカーを買収し、開発拠点の開設やサービス拠点の拡充に加え、2013年にインドでの生産を開始するなど、継続的な事業体制強化を進めてきた。

 三菱電機は今回、インドのマハラシュトラ州プネ近郊に新工場を建設し、消費地での生産を拡大することで、今後の需要増加に対応した安定供給を実現し、インド政府のMake in India政策に貢献する。また、CO2排出量削減の取り組みを強化することで、カーボンニュートラルの実現を目指す。

<新工場の概要>
所在地 : インド共和国 マハラシュトラ州プネ
敷地面積 : 約40,000m2
延床面積 : 約15,400m2、2階建て
生産品目 : インバーターを中心とするFA制御システム製品
稼働開始 : 2023年12月予定
投資金額 : 約22億インドルピー(約31億円、土地・建物・生産設備を含む)
・脱炭素化への取り組み : 高効率の空調設備およびLED照明機器などの導入
・SDGsへの取り組み : 工場排水の再利用(地下浸透処理および緑化)

<MEIの概要>
社名 : Mitsubishi Electric India Pvt. Ltd.(三菱電機インド)
代表者 : 田村 一彦
所在地 : インド共和国 ハリヤナ州グルグラム(3rd Floor, Tower A, Global Gateway, MG Road, Gurugram – 122002, Haryana, India)
出資比率 : 三菱電機アジア:58%、三菱電機:42%
資本金 : 44億インドルピー(約66億円)
設立 : 2010年9月21日
事業内容 :FA制御システム製品の開発・製造・販売・アフターサービス/空調機器、半導体の販売・アフターサービス/鉄道車両用電機品の製造・販売・アフターサービス

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