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コマツ、Anglo Americanチリ銅鉱山へ 無人ダンプトラック運行システム(AHS)を導入

・自動化・自律化、遠隔操作化の実現を加速

 コマツは6月3日、英資源大手Anglo American社が保有するLos Bronces銅鉱山(チリ)向けに、コマツとしてAnglo American社へは初めてとなる無人ダンプトラック運行システム(Autonomous Haulage System、以下AHS)の導入を開始したと発表した。2024年までに超大型ダンプトラック930E 計62台のAHS稼働を予定している。

 従来、Los Bronces銅鉱山では、多くの有人稼働のダンプトラックが稼働しており、その大多数がコマツ製。今回の導入は、既に稼働している有人稼働ダンプトラックの無人稼働を可能とするレトロフィットキットの装着とともに、新たに無人稼働ダンプトラックの導入もすすめ、計62台の超大型ダンプトラック930Eを順次AHSで運行する計画。コマツとして、Anglo American社へのAHSの導入は初めてとなる。

 AHSは、コマツが2008年に業界で初めて商用導入して以来、世界4カ国 19鉱山で稼働しており、累計稼働台数は2022年5月時点で525台超を達成している。稼働環境の異なる鉱山現場で稼働実績を蓄積したAHSは、世界各国の資源大手よりその安全性・生産性に対して高い評価を得ている。

現代社会に欠かせない鉱物資源は、その入手や採掘がますます困難になってきている。コマツは、これまで培ってきた運用経験や技術・ノウハウを結集し、Anglo American社と共に同社が目指す安全性向上やGHG削減、持続可能な開発の達成に貢献していく。

 コマツは、新中期経営計画「DANTOTSU Value – Together, to “The Next” for sustainable growth」の成長戦略として、「モノ(建設・鉱山機械の自動化・自律化)」と「コト(現場プロセス全体の最適化)」で、世界中の現場をデジタル化し、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場を顧客と共に実現することを目指している。今後も、ダントツバリュー(収益向上とESG課題解決の好循環を生み出す顧客価値の創造)を通じて、未来の現場に向けた次のステージに踏み出し、サステナブルな未来を次の世代へつないでいくため、新たな価値創造を目指していく。

 ニュースリリース

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