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クボタ、約180億円投じ米国製造子会社のトラクタ用作業機器生産能力を増強

・既存工場と新工場の活用で北米の旺盛な需要に対応

 ㈱クボタは6月1日、米国製造子会社「Kubota Industrial Equipment Corporation」(以下、KIE)が、北米の旺盛な需要に応えるため、トラクタに装着する作業機器(以下、インプルメント)を製造する新工場を建設すると発表した。

 北米では、トラクタに土や牧草などの運搬に使用されるフロントローダや掘削に使用されるバックホー、その他のインプルメントを装着して販売されることが多く、特にフロントローダの装着率は9割を超えている。

 米国では、コロナ禍における郊外移住の加速などを背景としてトラクタの需要が旺盛で、それに伴い、インプルメントの需要も拡大している。KIEでは現在もインプルメントを製造しているが、需要が生産能力を上回っており、今後も底堅い需要が見込まれることから、新工場を建設する。

 既存工場と新工場でインプルメントの年間生産能力を10万台から21万台に引き上げ、旺盛な需要に応えていく。

<新工場の概要>
稼働時期:2024年8月
所在地:米国ジョージア州ホール郡ゲートウェイ工業団地
投資額:約180億円
延床面積:約6.02万m2

<KIEの概要>
会社名:クボタインダストリアルイクイップメント
Kubota Industrial Equipment Corporation
設立:2004年11月
所在地:米国ジョージア州 ジャクソン郡
代表:取締役社長 新井 洋彦
資本金:約22億円
従業員数:約1,200人(2022年4月現在)
生産品目:トラクタ用インプルメント(フロントローダ、バックホー、バケット)、中型トラクタ、建設機械

 ニュースリリース

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